HOME / NEWS 新着情報 / PICS-AICS 2015
2015-10-16
9/18-21、米国・ラスベガスでPICS-AICS 2015が開催されました。
ポスター
須田憲治准教授
「Successful Device Closure of Patent Ductus Arteriosus with Trans-Pulmonary Echocardiographic Guidance Without Contrast Angiography」
大動脈造影をせずに心腔内エコーを用いて動脈管を閉鎖する方法を発表してきました。心血管系構造異常に対するカテーテル治療のシンポジウムもあり、大変勉強になりました。
ライブケースがたくさん行われていましたが、アルゼンチン、サウジアラビア、ブラジル、インドなどからも行われました。本邦では使用できない器具が使われたり、creativeな最先端の治療が行われていました。世界一法制度の厳しい日本のDevice Lagがどんどんひどくなるのを感じてしまいました。
前日は、須田憲治准教授がResearch fellowshipをしたカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)を訪問しました。スタンフォード大学がヒューレットパッカードの奥さんであるルシールの80億円の寄付を受けて小児病院を作ったように、UCSFはIT企業から500億円もの寄付を受けて、パルナサスの丘から降りて、ベイプリッジの根元に巨大な医療・研究施設を作っています。小児科もついに寄付した人の名前の付いた300床クラスのBenioffこども病院を持つことになりました。写真は恩師の一人であり、名誉教授でRudolphの教科書の共著者であるJIE Hoffman教授(90歳)です。こども病院は6か月前にできましたが、最新鋭の設備で、なんといっても驚きは箱型ロボットTUGの導入です。掃除どころか、抗がん剤を含む配薬やこどものおもちゃとかまで配送します。人を感知すると自動停止し、人がいなくなると動き始め、ドアも自動で開けます。薬はその患者の指定の看護師しか取り出せないように安全性を高めることにもつながっています。