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2025-02-21
2025年2月16日(日曜日)、久留米大学にて「小児診療初期対応(JPLS)コース」が開催されました。
本コースは、日本小児科学会が主催し、「防ぎうる心停止から子どもたちを守る」ことを目的とした研修プログラムです。
今回は病棟医が若手からベテランまで、開業の小児科医も参加しとても盛会でした。
JPLSコースの特徴は、日本の小児医療の現場に即した独自のカリキュラムであることです。
日本の蘇生ガイドラインに準拠し、クリニック・急患診療所・小規模病院の外来を想定した内容で、医師1名と看護師2名のチームでの対応を実践的に学びます。
コースは1日で完結し、事前動画学習を経て、当日はスキルステーション、シナリオシミュレーション、そしてテーマ別グループディスカッション(傷害と事故、虐待、アナフィラキシー、搬送)を行いました。患者評価では第一印象からABCDE評価(一時評価)までの体系的アプローチを学び、蘇生処置として一次救命処置(AED使用、アドレナリン投与まで)を重点的に習得しました。
このコースは、若手からベテランまで、勤務医・開業医を問わず有益な内容となっており、今後も久留米大学で毎年開催を予定しています。
小児診療に関わる医師の皆様にとって貴重な学びの機会となることを願っています。