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2025-07-24
2025年7月21日(月)、公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)主催による、2025年度 医学生共用試験 診療参加型臨床実習前OSCE 認定評価者講習会が開催されました。
本講習会は、全国の医学部において共通で行われるOSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)において、公正かつ的確な評価を行うために認定評価者としての資質を備えることを目的としたものです。
当院からは小児科より6名のスタッフが受講し、それぞれが今後の教育的実践に活かすべく、熱心に参加いたしました。
講習会の講師は、OSCE評価における豊富なご経験をお持ちの嶽間澤先生が担当されました。講義は、終始アットホームな雰囲気の中で行われつつも、内容は非常に実践的かつ厳粛であり、OSCEの理念と評価の在り方について深く学ぶ貴重な機会となりました。
OSCEは、医学生が医療現場に出る前に身につけておくべき臨床能力(診察技術、態度、思考過程など)を確認する重要なステップです。評価者として求められる「客観性」「一貫性」「教育的視点」を再認識し、今後の実習や教育にしっかりと反映していきたいと思います。
今後も小児科では、学生の臨床能力育成に尽力し、教育と実践をつなぐ取り組みを続けてまいります。


2025-07-21
須田憲治教授:「本邦における冠動脈対側冠動脈洞の実態調査」
(委員会企画シンポジウム4)
寺町陽三先生:「当院における過去10年間の胎児徐脈性不整脈の検討」
高瀬隆太先生:「学校心臓検診におけるQT延長例の遺伝学的解析と診断の課題」
鍵山慶之先生:「体重10kg未満の経皮的心房中隔欠損閉鎖術の有効性と児の成長に与える影響」
前田靖人先生:「小児における劇症型心筋炎と急性胃腸炎との初診時ルーチン検査所見の比較」
清松光貴先生:「異なる心筋症の発症様式を呈した褐色細胞腫・パラガングリオーマの2例」
津田恵太郎先生:「TGA Senning手術後の成人症例に術後遠隔期に重症肺高血圧を合併した1例」
山川祐輝先生:「左上大静脈遺残を伴う心房中隔欠損症に肺高血圧を合併し乳幼児期に治療を要した4例」
大津生利衣先生:「カテーテル治療が唯一の治療手段であった、両側乳び胸を合併した未熟児動脈管開存症の1例」
甲斐蘭七先生:「急速な経過で心原性ショックを来した房室回帰頻拍の新生児例
鍵山慶之先生はランチョンセミナーにて、「手技的リスクを有する低体重児の心房中隔欠損症に対する治療戦略Occlutech Figulla Flex IIの有効性」というテーマで講演を行い、多くの参加者が詰めかけ、立ち見も出る盛況となりました。梅雨明けが早く、津市は猛暑でした。外に出るのもためらわれる中、会場内で多くの刺激を受け、有意義な学びとなりました。滞在中には松阪牛も堪能し、充実した学会参加となりました。今回得られた知見を、今後の診療や研究に活かしてまいります。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

2025-07-18
2025年7月12-13日に東京で開催された「第41回日本小児肝臓研究会」に、久留米大学小児科・消化器グループから4名が参加しました。
本研究会では、主任教授の水落 建輝先生が胆汁うっ滞に関するセミナーの座長を務め、さらに国の研究事業であるAMEDによる小児C型肝炎に関する研究成果を一般演題として発表しました。また、助教の津村直弥先生は「小児自己免疫性肝炎」に関する研究を同じく一般演題で報告しました。
胆汁うっ滞セミナーでは、アメリカ・シンシナティ小児病院のMiethke教授が招待講演を行いました。Miethke教授は、水落教授のアメリカ留学時代の旧友でもあり、講演後には久しぶりの再会に花が咲いたとのことです。
小児肝臓疾患の専門家は全国的にも非常に限られていますが、久留米大学小児科では、国内外の最新知見や検査・治療法を積極的に取り入れながら、今後も小児肝疾患の診療と研究をさらに発展させてまいります。


2025-07-12
6月28日(土)から29日(日)にかけて、毎年恒例の医局旅行で山口県の長門温泉「楊貴妃浪漫の宿 玉仙閣」に宿泊しました。
情緒ある温泉宿でゆったりとしたひとときを過ごし、日頃の疲れを癒すことができました。夜には和やかな宴会も開かれ、親睦がさらに深まりました。2日目は秋吉台サファリランドへ。普段見ることのない動物たちとの距離の近さに、皆わくわくしながら楽しんでいました。
天候にも恵まれ、笑顔の絶えない二日間となりました。素晴らしい思い出がまた一つ増えました。


