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久留米大学病院 総合周産期母子医療センター 新生児病棟は、12床のNICU(新生児集中治療室)と18床のGCU(新生児回復室)を有し、福岡県南部地域の周産期医療を支える重要な役割を担っています。超早産児、超低出生体重児をはじめとする重症なお子さんや様々な先天性疾患のお子さんなどのハイリスク新生児に対して高度で専門的な医療を提供しています。多職種が連携しながら、赤ちゃん一人ひとりの状態に応じたきめ細やかな診療を行っています。また、小児外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、形成外科など多くの診療科と連携し、多様な疾患や周術期管理にも対応しています。
栄養管理においては、2024年9月よりドナーミルク使用施設となり、母親の母乳が十分に確保できない場合でも母乳バンクのドナーミルクを使用することでより良い栄養管理を提供できる体制を整えています。さらに2026年4月からはドナーミルクのドナー登録施設としての活動も開始しました。母乳栄養を重視した診療を通じて、超低出生体重児をはじめとするハイリスク新生児の健やかな成長を支援しています。
私たちは、赤ちゃんだけでなく家族にも寄り添うNICUを目指しており、医療的ケアのみならず、ご家族への心理的支援や育児支援にも力を入れています。赤ちゃんとご家族との愛着形成を大切にしたいと考えています。長期入院が必要になるお子さんを中心に、状態が安定している場合は積極的にカンガルーケアを実施しています。退院後の生活を見据えた多職種による支援体制を整え、安心して子育てへ移行できるようサポートしていきます。
教育面では、幅広い疾患を経験できる環境を活かし、専攻医の育成に力を注いでいます。新生児集中治療、呼吸循環管理、栄養管理、発達フォローアップなど、新生児医療に必要な知識と技術を体系的に学ぶことができます。また、日々の診療から生まれる臨床疑問を研究へ発展させるよう心がけており、診療成績の向上に直結する臨床研究にも積極的に取り組んでいます。
私たちはチーム医療を重視し、スタッフ同士が支え合うことで質の高い医療と働きやすい職場環境の両立を目指しています。現在、妊娠出産を経て子育て中の女性医師も2名在籍しており、自身の経験を活かした活躍をしています。多様なライフスタイルに配慮した勤務体制を整備しています。専門性を高めながらも充実したキャリア形成が可能な環境の中で、次世代の新生児医療を担う人材の育成に努めています。
これからも久留米大学病院 総合周産期母子医療センター 新生児病棟は、福岡県南部地域の地域周産期医療の要として、赤ちゃんとご家族に寄り添いながら、質の高い新生児医療を提供してまいります。