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NEWS 新着情報

2025-01-27

地方学会参加報告

先日1月12日に大分県で開催された第98回日本小児神経学会九州地方会において、久留米大学小児科から山下哲矢先生が発表を行いました。
山下先生は「乳児期より反復する熱性発作と軽度の運動発達の遅れを有する2歳4か月の女児」という演題で希少な症例について報告しました。

このHNRNPU関連神経発達障害(HNRNPU-NDD)は、乳児期から繰り返される熱性発作や運動発達の遅れを特徴とし、遺伝子検査により診断されました。HNRNPUはheterogeneous nuclear ribonucleoprotein Uの略であり、細胞内でスプライシングや転写、翻訳の調節に関与する重要なタンパク質です。主に心臓、腎臓、肝臓、脳、小脳などの臓器で発現しており、その異常は神経発達障害や発作性疾患の原因となることが知られています。

世界的にも報告例が少なく、HNRNP疾患全体でも約700例にとどまる稀な疾患であるため、この報告は非常に貴重な知見を提供するものです。山下先生は、この疾患の臨床経過や遺伝的背景について詳細に解説し、参加者たちの大きな関心を集めました。

今回の発表は、小児神経学における稀少疾患の理解を深め、今後の診療に役立つ重要な一歩となるものでした。

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INFORMATION お知らせ

  • 3月小児科Grand Rounds
  • 3月7日(金) 18時 ★配信あり
    演題:「心臓発生の研究」序章ー 日本人総動脈幹症において最も重要な遺伝子の発見
    演者:慶應義塾大学小児科、久留米大学小児科 循環器グループ 井上 忠先生
    キーワード:先天性心疾患,遺伝学的検査,留学
    (進行:鍵山 慶之)
  • 3月14日(金) 18時 ★配信あり
    演題:「先天性サイトメガロウイルス感染症の医療技術開発〜診断法・治療薬開発、新生児スクリーニング、そして次の課題への挑戦〜」
    演者:日本大学小児科主任教授 森岡 一朗先生
    キーワード:母子感染,バルガンシクロビル,尿,難聴,マススクリーニング
    (進行:水落 建輝)
  • 3月21日(金) 休会
  • 3月28日(金) 休会

  • Grand Rounds オンライン配信
    本年度よりGRの配信に関して、セキュリティーや、講師の先生への視聴対象のご説明の観点より、Web視聴の対象を久留米大学小児科医局員同門会の先生に限定させていただくこととなりました。尚、久留米大学小児科の会場ではどなたでもご講演を聞いていただけるようにしております。久留米大学小児科同門の先生で、Zoomで配信ご希望の方は、カンファレンス担当(下記)までご連絡ください。

    カンファレンス係
    久留米大学小児科
    鍵山 慶之
    kagiyama_yoshiyuki@kurume-u.ac.jp
    島田 翔
    shimada_shou@med.kurume-u.ac.jp

    オンライン配信におけるセキュリティーに関して
    Zoom ID&PWを受けられた方はその管理にはご配慮よろしくお願いいたします。招待メールの転送、講演会の撮影、録画はお控えください。 また視聴時はこれまで通り所属、氏名わかるようにしてご視聴をいただき、講演開始と終了時にはビデオをオンにお願いいたします。
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