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2014-07-09
岩田欧介准教授が責任著者の論文「Dual role of cerebral blood flow in regional brain temperature control in the healthy newborn infant」が、International Journal of Developmental Neuroscience(IF=2.692)に掲載されました。
集中治療中の体温・脳温は予後に直結する因子ですが、その血流・代謝との関係は以外と知られていません。この研究では、近赤外線分光法・超音波法というベッドサイドツールを用いて脳血流と酸素代謝を定量し、代謝・血流・脳温の関係を明らかにしました。これまで脳血流は、もっぱら熱産生の多い脳を冷やすと言われていましたが、もともと温度の低い脳表では、むしろ温める作用が強いこともわかりました。今回開発した技術は、組織血流と代謝モニタリングを飛躍的に簡便にし、集中治療を大きく発展させるツールになるかもしれません。